どのコンサルティング会社が人気?コンサル業界人気ランキングTOP5

「コンサル業界で人気の高いコンサルティングファームを知りたい」
「コンサルへの転職を考えているがどこを選べばよいかわからない」

高年収・エリートのイメージが強いコンサル業界は、総じて転職難易度が高いながらも転職市場で根強い人気を誇っています。

現在、活況が続くコンサル業界では多くの会社で積極的な採用を行っていますが、いろいろありすぎて選べないという人も少なくありません。

そこでここでは、社員やクライアント企業からも評価の高い人気コンサルティングファーム(総合系・戦略系)をランキングで紹介していきます。

ランキング上位のコンサルティングファームは競争率が高く転職難易度も高くなりますが、コンサルタントとして良い環境・良い待遇で働きたいなら挑戦するべきだと言えるでしょう。

ぜひ転職先の検討の参考にしてください。

1.おすすめ総合系(全領域カバー)コンサルランキングTOP5

人気の高い総合系コンサルティングファームランキング1位~5位を紹介します。

総合系コンサルティングファームは、人事戦略やM&A、最近ではITを中心としたシステム導入などの実行支援まで幅広い業務を手がけるコンサルティングファームです。

人気総合系コンサルランキング
  1. アクセンチュア株式会社
  2. デロイト・トーマツ・コンサルティング合同会社
  3. PwCコンサルティング合同会社
  4. EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
  5. 株式会社KPMGコンサルティング

どのコンサルティングファームも「超一流」と世界的に高い評価を得ているトップファームばかりです。

次に1つずつ見ていきましょう。

(1)アクセンチュア株式会社

総合系コンサルランキング1位は、アクセンチュア株式会社です。

アクセンチュアは、コンセプト「High Performance. Delivered.」を掲げ、世界中の様々な産業・分野に対してあらゆるコンサルティングを提供している世界最大のコンサルティングファームです。

世界で約70万人の従業員数を誇り、世界120カ国以上で「ストラテジー & コンサルティング」「アクセンチュア ソング」「 テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供しています。

公共サービス・医療健康業、製造・流通業、通信・ハイテク業、素材・エネルギー業、金融サービス業の5つからなる業界グループと戦略、TOP等のサービスラインに分かれ、プロフェッショナルによるレベルの高いコンサルティングに定評があります。

アクセンチュアの強みとして、IT・デジタルテクノロジーの導入によるスピード感のあるコンサルティングが挙げられます。

また、社員が活躍できる環境づくりにも熱心で、出産・育児支援等にも積極的であらゆるライフステージの社員が働きやすいコンサルティングファームとしても有名です。

他にも、世界中のアクセンチュアの募集中ポジションに自由に応募できる「キャリアズ・マーケットプレイス」により、グローバル拠点のポジションへのキャリアが開ける仕組みになっている点も海外志向の強い人にとっては魅力のあるコンサルと言えます。

「人材輩出企業」としても名高いアクセンチュアは人材育成力にも優れ、ここで得たスキルや経験や人脈、そしてキャリアは今後ビジネスパーソンとしての大きな財産となるのは間違いないでしょう。

社名 アクセンチュア株式会社
Accenture Japan Ltd
設立 1995年
所在地 東京都港区赤坂1-8-1
赤坂インターシティAIR
公式サイト https://www.accenture.com/jp-ja

(2)デロイト・トーマツ・コンサルティング合同会社

総合系コンサルランキング2位は、デロイト・トーマツ・コンサルティング合同会社(以下DTC)です。

世界最高峰のコンサルBIG4の一角をなすDTCは世界規模でコンサルサービスを提供している総合型コンサルの最大手ファームの一つで、「Lead the way」の目標のもと、グループが有する監査・税務・法務・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリーの総合力と国際力を活かして、提言・戦略立案から実行まで一貫して支援しています。

あらゆる組織・機能に対応したサービスとあらゆるセクターに対応しており、豊富な経験を持つ『インダストリー』×『オファリング』のふたつのサービス軸のプロフェッショナルで構成されたチームによる高品質なサービスに定評があります。

また、DTCは社会課題やスポーツビジネス、ダイバーシティにも積極的に取り組んでいるだけでなく、メンバーがDTCで働くことによってプロフェッショナルとしての幸せを感じられることを目指した『メンバーファースト経営』の推進など社会や社員がよりよく過ごせる取り組みにも意欲的です。

DTCは外資系ファームと比較すると穏やかな社風で、人材を育成するという風土があると評判です。

社名 デロイト・トーマツ・コンサルティング合同会社
(Deloitte Tohmatsu Consulting LLC)
設立 1993年
所在地 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号
丸の内二重橋ビルディング
公式サイト https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/dtc/dtc.html

(3)PwCコンサルティング合同会社

総合系コンサルランキング3位は、PwCコンサルティング合同会社(PwC)です。

英国に本拠を構えているPwCは、戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供している総合コンサルティングファームです。

マネジメントコンサルティング・ストラテジーコンサルティング・テクノロジーコンサルティング・エクスペリエンスコンサルティングの4つのサービスを軸に、様々な業種にわたって幅広い知見や最先端のデジタルテクノロジーなどの専門性を駆使した高品質なコンサルティングサービスに人気があります。

また、「やさしい、コンサル。」を掲げ、オープンでフラットな環境で社員同士の仲が良いことでも有名であり、PwCには互いの個性や能力を尊重しあい柔軟に成長できる風土が根付いているのも大きな特長です。

他にも、PwCは案件の7割程度がグローバルの案件と海外案件に強みを持っているので、日本を越えた大きな仕事に携わりたいという人にはもってこいのコンサルティングファームといえるでしょう。

社名 PwCコンサルティング合同会社
(PwC Consulting LLC)
設立 1983年
所在地 東京都千代田区大手町1-2-1
Otemachi One タワー
公式サイト https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/consulting.html

(4)EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社

総合系コンサルランキング4位は、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社です。

EYストラテジー・アンド・コンサルティングでは、世界150カ国以上の国々に14万人以上のメンバーを持つEYのグローバルネットワークを活かし、専門性を有する経験豊富なプロフェッショナルが連携してクライアント企業の経営課題に対して最先端かつグローバルな視点と実行力で最適なコンサルティングサービスを提供しています。

2020年の設立と組織が若くチャレンジ精神が強いのが特徴で、年間の売上成長率が40%を超えているなど、BIG4コンサルの中でも大きな成長を遂げているコンサルティングファームでもあります。

特に近年ではデジタルテクノロジー領域に注力しているだけでなく、『ダイバーシティ、エクイティ&インクルーシブネス(DE&I)』の考えのもとで多様な人材の活躍を推進するなど新たな取り組みにも積極的です。

さらに、BIG4コンサルの中でもグローバルなつながりが特に強いため、海外展開を考える日本企業や日本市場に参入する海外企業のプロジェクトなどクロスボーダー案件にも強みを持っています。

『Building a better working world』(より良い社会の構築)を目指し、様々な領域で活躍できるEYストラテジー・アンド・コンサルティングで世界を股にかけるコンサルタントとして活躍しましょう。

社名 EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
(EY Strategy and Consulting Co., Ltd.)
設立 2020年
所在地 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号
東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー
公式サイト https://www.ey.com/ja_jp/people/ey-strategy-and-consulting

(5)株式会社KPMGコンサルティング

総合系コンサルランキング5位は、株式会社KPMGコンサルティングです。

KPMGコンサルティングは、KPMGジャパンの総合コンサルティングファームとして、「業界の先見性」×「デジタル」×「データ」を掛け合わせた最先端のコンサルティングでクライアント企業のビジネスモデルやビジネスオペレーションをグローバル規模で変革することを得意としています。

企業の成長や事業モデルの変革をサポートする”攻め”のサポート『マネジメントコンサルティング』、企業の成長をより確実で持続可能なものにする”守り”のサポート『リスクコンサルティング』の両輪からなるコンサルティングはクライアント企業から高い信頼を集めています。

KPMGコンサルティングのクライアント企業には世界各国に子会社等を持つグローバル企業が多く、海外案件に強いのも大きな特長です。

社名 株式会社KPMGコンサルティング
(KPMG Consulting Co., Ltd.)
設立 2014年
所在地 千代田区大手町1丁目9番7号
大手町フィナンシャルシティ サウスタワー
公式サイト https://home.kpmg.com/jp/ja/home/about/kc.html

2.おすすめ戦略系コンサルランキングTOP5

次に、人気の戦略コンサルティングファーム1位~5位を紹介します。

戦略コンサルはコンサルティングサービスの中でも、会社の経営や企業戦略に特化したサービスに強みを持つコンサルティングファームです。

人気戦略系コンサルランキング

  1. ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイティッド
  2. ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
  3. マッキンゼー・アンド・カンパニー
  4. 株式会社ローランド・ベルガー
  5. 株式会社ドリームインキュベータ

様々な外資系・日系の戦略系コンサルティングファームがありますが、以上の5社はクライアントからも社員からも、そして転職希望者からも人気が高いおすすめ戦略系コンサルティングファームです。

次に1つずつ見ていきましょう。

(1)ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイティッド

戦略系コンサルランキング1位は、ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド(以下ベイン・アンド・カンパニー)です。

ベイン・アンド・カンパニーは世界最高峰のコンサルティングファームとして知られており、マッキンゼーとボストン・コンサルティング グループと合わせて『戦略コンサルBIG3』といわれています。

様々な業界や経営テーマに精通しているベイン海外オフィスと協働して問題解決に取り組むことが多く、ワールドワイドで大規模なプロジェクトに携わることができます。

また、働きやすい企業トップ50位を従業員の投票によりランク付けしたGlassdoorの「Best Places to Work(働きやすい企業)」において、ランキングがスタートした2009年から過去14年間にわたって常に4位以内にランクイン、2022年は第3位となるなど社員が働きやすいホワイトなコンサルとしても有名です。

社風は穏やかで外資系に多い「Up or Out」の傾向が薄く、社員同士で互いに助け合う「A Bainie never lets another Bainie fail」という風土が根付いており、社員教育や待遇を充実させて社員を育てる風土があります。

他にも、海外プロジェクトへのアサインや海外オフィスへのトランスファー制度など海外で働きたい人が積極的に利用できる制度があり、個々のキャリアや目標に合わせた働き方が用意されているのも高く評価されています。

社名 ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
(Bain & Company Japan, Inc)
設立 1982年(日本オフィス)
所在地 東京都港区赤坂9‐7‐1 ミッドタウン・タワー8階
公式サイト https://www.bain.com/ja/

(2)ボストン・コンサルティング・グループ合同会社

戦略系コンサルランキング2位は、ボストン・コンサルティング・グループ合同会社(以下BCG)です。

戦略コンサルティングのパイオニアかつ世界をリードする戦略コンサルティングファームとして知られており、日本での歴史も長く、日本の社会・企業にカスタマイズされた高い提案力や実行力により多くのクライアントから厚い信頼を得ています。

また、BCG Digital VenturesやBCG Gammaなどデジタルやデータサイエンスに強みを持つ部隊を新たに発足させるなど、新たな展開を見せるビジネスシーンにスピーディに対応する柔軟さや行動力も魅力のコンサルティングファームです。

さらに、働く女性にスポットを当てたアメリカの雑誌『ワーキングマザー』の調査にて常に女性が働きたい企業の上位100社にランクインするなど女性の働きやすさにも力を入れています。

また、BCGは『人材輩出ファーム』としても知られており、ドリームインキュベータ創始者の堀紘一氏など卒業後に新たなステージで活躍する著名人も多いことから人材育成力の高さがうかがえることでしょう。

社名 ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
(Boston Consulting Group)
設立 1963年(日本オフィス)
所在地 東京都中央区日本橋室町3-2-1
日本橋室町三井タワー
公式サイト https://www.bcg.com/ja-jp/

(3)マッキンゼー・アンド・カンパニー

戦略系コンサルランキング3位は、マッキンゼー・アンド・カンパニー(以下マッキンゼー)です。

マッキンゼーはあらゆる業界の案件に強く、クライアントには日本の各業界にリーディングカンパニーが多数を占めており、国内上位30社の8割に相当する企業に対してサービスを提供するなど日本でも大きな影響力を持つコンサルの1つです。

戦略案件に圧倒的な強みを持っていますが、加えて最近では実行支援や案件が急増しているIT関連の支援を行う「マッキンゼー・デジタル」を設立するなど積極的にサービス領域を広げています

また、マッキンゼーは、世界67カ国130以上の拠点を一つの組織として扱う「One Firm Policy」のもとで海外オフィスと連携して様々なプロジェクトに携わることができるため、国内で働きながらグローバルな働き方が可能です。

他にも、マッキンゼーは優秀なコンサルタントが多く、さまざまな業界トップのビジネスパーソンを輩出していることからも高い人材育成力にも定評があります。

社名 マッキンゼー・アンド・カンパニー
(Mckinsey&Company Japan)
設立 1971年
所在地 東京都港区 六本木1-9-10
アークヒルズ仙石山森タワー
公式サイト https://www.mckinsey.com/jp

(4)株式会社ローランド・ベルガー

戦略系コンサルランキング4位は、株式会社ローランド・ベルガーです。

欧州(ドイツ)に起源を持つローランド・ベルガーは世界34カ国に50以上の拠点があり、短期的な利益に囚われない持続可能な社会への価値創造を信条としたコンサルティングに定評のある戦略系コンサルティングファームです。

戦略と価値の共創を目指しており、企業の文化・社員の意思を尊重するコンサルティングやアントレプレナーシップ(起業家精神)を尊重する企業文化など独自性の強いコンサルティングが特長です。

また、東南アジアにジャパンデスクを設置し、幅広い産業に関する知見を有した経験豊富なコンサルタントがクロスボーダーアライアンス・M&A・ジョイントベンチャー・販売戦略・事業再構築など幅広いテーマで日系企業のグローバル化支援にも積極的に取り組んでいます。

さらに、多角化・複雑化している企業の問題に対して最適な提案を行うために最先端技術を擁する企業との提携・協業を行い、さらにインテリジェンスネットワークを拡大しているのも特長です。

ローランド・ベルガーは、国境を越えたグローバルな視点での独自のコンサルティングサービスに興味がある人に人気のコンサルです。

社名 株式会社ローランド・ベルガー
(Roland Berger Ltd.)
設立 1991年(日本オフィス)
所在地 東京都港区赤坂1-12-32
アーク森ビル23階
公式サイト https://www.rolandberger.com/ja/About/Who-we-are/

(5)株式会社ドリームインキュベータ

戦略系コンサルランキング5位は、株式会社ドリームインキュベータです。

「社会を変える事業を創る。」をコーポレートミッションを掲げて2000年に創立された戦略コンサルティングとベンチャー投資事業等をベースに事業創造を支援するコンサルティングファームです。

ドリームインキュベータは、創業以来、大手企業への様々なテーマでの成長戦略のコンサルティングや新規事業支援に加え、現状の産業区分・法制度・慣習・常識など既存の枠組みを超え、新たな事業創造を行う『産業プロデュース』、国内外のベンチャー企業への投資やインキュベーションなど様々なビジネスプロデュースを行っています。

ドリームインキュベータのコンサルタントは、大きな視点を持って産業創出や企業経営など日本の産業の発展をサポートする「ビジネスプロデューサー」として様々なステージの企業の成長支援を行います。

一企業のコンサルティングにとどまらず、業界・国を越えて新たなビジネスや産業を生み出すことができる自由で制限のない仕事ができるのは、チャレンジ精神に満ち溢れたドリームインキュベータだからこそです。

また、国内だけでなく中国・シンガポール・ベトナムなどアジアに積極的に展開し、日本企業のアジア展開も支援しているのも大きな特長です。

社会をつくる「ビジネスプロデューサー」として日本の未来を支えたい人の転職先として特に人気を集めています。

社名 株式会社 ドリームインキュベータ
(Dream Incubator Inc.)
設立 2000年
所在地 東京都千代田区霞が関3-2-6
東京倶楽部ビルディング4F
公式サイト http://www.dreamincubator.co.jp/

まとめ

人気の高い総合系コンサルティングファームと戦略系コンサルティングファームTOP5をランキング形式で紹介しました。

どのコンサルティングファームも高品質なサービスに加え、高年収・好待遇と魅力的なファームばかりですが、ファームによってメイン・得意とするコンサルティング分野やアプローチ手法は大きく異なるので転職活動の前には十分な確認をしておきましょう。

コンサルティング業界は全体的に転職難易度が高いことで知られていますが、現在は案件数の増加による人材不足で多くのコンサルティングファームで即戦力となる中途採用を積極的に行う傾向が続いているので今が転職のチャンスです。

ぜひランキングを参考に自分がやりたいコンサルティングを実現できるコンサルティングファームを選び、十分な準備を行った上でチャレンジをしましょう。

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