FAS転職後のキャリアパス4つ!目安となる年収や平均年齢を紹介


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「FASへの転職を希望しており、転職後のキャリアパスについて知りたい」
「FASからの転職を希望した場合、どんな選択肢があるのか知りたい」

FASに転職したのは良いものの、FASでのキャリアパスについて全く知らないという人も多いです。

キャリアパスを知っておくことで、「何年後にマネージャーになる」などの具体的な目標を立てやすくなり、仕事の1つ1つがそこに繋がっていると思えば、大きなやりがいが感じられます。

FASの中でキャリアを積んだ場合に辿る道と、FASから更に転職を考えたときの選択肢、FASへ転職するメリットや必要な物などを見ながら、FASへ転職した場合、自身の望む未来に相違が無いか考えてみましょう。

本記事のほか、FASの業務内容など、より詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください。

2022.05.31

【2023年3月最新】FASへの転職を徹底解説!未経験からFASに転職するためのコツを紹介

1.FASのキャリアパス

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FAS内で仕事をした場合、主なタイトル(役職)は4つです。

FASのキャリアパス

1.アナリスト
2.アソシエイト
3.マネージャー
4.パートナー

FASに転職した場合、通常であればアナリストとして仕事を始め、パートナーを目指していきます。

前職での経験により、アソシエイトやマネージャーから採用されることもあるため、書類上や面接などで、自身の実績や能力を提示できると有利です。

タイトルはこれに限らず、もっと細分化されている場合もあるため、希望する転職先にどのようなタイトルがあるか、調査すると良いでしょう。

(1)アナリスト

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主にデータ収集やマーケティング、研修活動等の補助的な業務を行い、営業活動をサポートする役割を持つアナリストです。

先輩コンサルタントに同行してクライアントにインタビューを行ったり、資料作成などもアナリストが行うため、コンサルタントとしての基礎を固められます。

新卒入社や第二新卒など、未経験の若手が就くタイトルで、平均年齢も20代前半〜半ばが多く、年収は500万円前後が一般的です。

問題がなければ2、3年でアソシエイトへの昇進となりますが、優秀であれば昇進スピードは早まるため、いかに多くの作業を迅速丁寧にこなして実力をつけていくかが鍵となります。

(2)アソシエイト

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プロジェクトの実行においてある程度の裁量を任せられ、大半の作業を行うアソシエイトです。

アナリストが収集したデータや作成資料をもとに、仮説を構築し検証を行います。

プロジェクトの進め方などを全て考え、マネージャーの承認を得て実際に進めていくため、非常に大きな責任のあるタイトルです。

平均年齢は20代半ば〜30代が多く、平均年収は700万以上、アソシエイトからマネージャーへの昇進は、3、4年と言われています。

プロジェクトの中で培ったプロジェクトの遂行能力やクライアントとの折衝能力、アナリストへの指示などのマネジメント能力などが各ファームの基準をクリアしているかが重要です。

(3)マネージャー

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FASでのマネージャーは一般事業会社での部長クラスと言われており、年収も1,000万円を超えてきます。

30代半ば以上の年齢層が多く、プロジェクト管理、クライアントとの折衝、予算管理などを業務とし、進行に関して責任を持つタイトルです。

期限内にプロジェクトを終えることを求められ、一定額以上の粗利を達成できるかがマネージャーの評価に繋がります。

マネージャーからパートナーへ昇進するのは一握りの人のため、まずはマネージャーへの昇格をキャリアパスの目標とすると良いでしょう。

(4)パートナー

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パートナーとはファームの共同経営者を指し、営業と経営を行うタイトルです。

一般事業会社の役員と同じレベルの人たちで、ファームで上がった利益を分け合う権利を持ちます。

FAS内での最高職位で、マネージャーを経験したからと言って皆が必ずパートナーになれるとは限りません。

平均年齢は40歳以上で、年収は2,000万円以上と言われています。

2.FASからの転職先

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FASに転職し、業務経験を積んだ後、そこからの転職先としての選択肢は主に3つです。

FASからの転職先

1.そのまま昇格
2.他のコンサルファームに転職
3.PEファンドに転職

順に見ていきましょう。

(1)そのまま昇格

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1つ目は、そのまま昇格していく方法です。

上記でご説明したように、アナリストからアソシエイト、マネージャー、パートナーと、昇進をしていくことですね。

1つのタイトルから昇格するのに一般的には2〜3年と言われていますが、個人の実力次第では昇格が早まることもあります。

昇格するとそれに応じて年収や賞与も上がっていきますので、確実に力をつけつつ昇格を目指しましょう。

(2)他のコンサルファームに転職

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2つ目は、他のコンサルファームへの転職です。

FASである程度の経験があれば、他のコンサルファームに転職したとしても即戦力となります。

給与や賞与、あるいは転職後のタイトルなど、魅力的な条件提示をされて他に移る人も多いです。

仕事自体は魅力的だが社風が合わないといった悩みを抱えている場合など、他のコンサルファームに転職することで解決する可能性があります。

FASからの転職におすすめのコンサルファーム

アクセンチュア
アビームコンサルティング

(3)PEファンドに転職

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3つ目は、PEファンド(プライベートエクイティファンド)への転職です。

PEファンドは、事業会社や金融機関の未公開株を取得し、その企業の経営に深く関与して企業価値を上げた後、売却をして利益を得ることを事業としています。

PEファンドでは財務分析・会計知識・税務ストラクチャーの知識などが求められ、それらはFASで勤務をしていた人であれば見について然るべきものです。

FASで得た知識を最大限活用できる場として、PEファンドへの転職も盛んとなっています。

FASからの転職におすすめのPEファンド

インテグラル
ベインキャピタル
カーライル・グループ

3.FASへ転職する3つのメリット

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公認会計士がFASへ転職するメリットを3つ見ていきましょう。

FASへ転職する3つのメリット

1.年収が高い
2.やりがいがある
3.専門知識が身に付く

順にご紹介します。

(1)年収が高い

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FASへ転職するメリットの1つ目は、年収が高いことです。

特に大手FASの年収は高く、アナリストであっても500万円〜600万円前後、中小・独立系FASでも、500万円前後が期待できます。

一般的な企業や会計士のファーストキャリアとしてよくある監査法人よりも平均年収が高く、転職するにあたって魅力的なポイントと言えるでしょう。

中小・独立系FASでも高収益なファームでは大手FASよりも年収が高い場合や、年収は大手より低いけれども組織が小規模で昇格がしやすいため、昇格により年収アップしやすい特徴を持つファームもあります。

(2)やりがいがある

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FASでの仕事はやりがいがあり、日々成長を感じられるという点が2つ目のメリットです。

FASは激務と言われ、確かにプロジェクトによっては残業が増え、深夜帰りや休日出勤が続くこともしばしばあります。

しかしその分、目の前の仕事を淡々とこなすイメージの監査法人と違い、業界知識や専門知識など身に付くものは多く、常に新しい刺激を得られる職場です。

FASでは非常に優秀なチームメイトが集まっているため、多くを学べます。

(3)専門知識が身に付く

person wearing black and gray jacket in front of bookshelf

FASの業務を行うにあたり、クライアントや周辺の業界知識や財務の専門知識を深く身に付ける必要があるため、案件をこなすごとに専門知識が身に付くことが3つ目のメリットです。

業界や法律などは常に最新のものに変更されていくため、業務をこなす中でそれらがインプットされることで、知識もアップデートができます。

身につけた専門知識は、その後の業務や転職・独立など、いろいろな場面で活用できるため、FASで働くメリットということができるでしょう。

そのほか、FASで身につくスキルを含め、より詳しく知っておきたいという方はこちらもご覧ください。

2022.05.31

【2023年3月最新】FASへの転職を徹底解説!未経験からFASに転職するためのコツを紹介

4.FASへの転職に必要なもの

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これまでFASのキャリアやFASで働くメリットを紹介してきましたが、実際にFASで働くには何が必要なのでしょうか。

代表的なものを3つ紹介します。

FASへの転職に必要なもの

1.金融機関での融資業務や経理・財務、税務関連などの経験
2.交渉力、折衝力
3.法務の知識

順にご紹介します。

(1)金融機関での融資業務や経理・財務、税務関連などの経験

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FASへの転職に必要なものとして、金融機関での融資業務や経理・財務、税務関連などの経験が挙げられます。

これは、FASの業務ではM&Aの対象となる企業の財務状況を精査して、資産査定や潜在リスクの洗い出しを行うデューデリジェンスや、投資対象の価値を計算するバリュエーションなどの業務があるためです。

特に公認会計士やUSCPAの資格があると、対外的に会計に強いことを証明できます。

FASでの仕事は、公認会計士の能力を最大限活かせる仕事と言えるでしょう。

(2)交渉力、折衝力

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FASへの転職には交渉力、折衝力も重要です。

M&Aでは、売買価格だけを見ても、売る方はできるだけ高く売りたく、買う方はできるだけ高く買いたいといった想いが交錯します。

そのため、いかに相手の利益を考えながらも、最終的にはクライアントの意向に沿うようにM&Aを成立させるかは、コンサルタントの交渉力や折衝力にかかっているのです。

交渉を行うには、弁が立つだけではなく、業界知識もとても重要となります。

(3)法務の知識

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3つ目は、法務の知識です。

M&A自体、会社法などの様々な法令を適用して行われる手続きのため、法令上求められる手続きに合わせて戦略を練る必要があります。

法務の知識なくM&Aを行ってしまうと、M&A自体が無効になる可能性もあるのです。

場合によっては損害賠償が発生することもあるため、M&Aに関する法令については転職前から知識として蓄え、勉強済であることをアピールすると有利に働くことでしょう。

まとめ

FASに転職したあとのキャリアパスについて、イメージを掴んで頂けたでしょうか?

FASでコンサルタントとして働くのであれば、まずはマネージャーを目指して経験と実績を積んでいきましょう。

転職活動は簡単ではありませんが、どのような知識や経験が必要かを理解した上で、対策して臨むことで、きっと道は開けます。

この記事で得た知識を用いて、自身のキャリアをより良いものにしてください。

本記事のほか、FASの転職事情やキャリアアップについて、より詳しく知っておきたいという方はこちらをご覧ください

2022.05.31

【2023年3月最新】FASへの転職を徹底解説!未経験からFASに転職するためのコツを紹介

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